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Channel: スポーツナビ+ タグ:川井雄大
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中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ(2011.5.8)

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2011年5月8日日曜日、この日は父親と兄と3人でナゴヤドームに中日ドラゴンズ対読売ジャイアンツの試合を見に行ってきた。ここ数年の間は毎年ドラゴンズの開幕戦をナゴヤドームで観戦していたのだが、今年は仕事などのスケジュールの都合でそれが不可能となり、代わりに4月1日の読売ジャイアンツ戦を見にいくことになっていたのだが、ご存知の通り3月11日に発生した東日本大震災の影響で開幕が4月12日まで伸びたこともあり4月1日は試合自体がなくなってしまい、改めてこの日のチケットを買い直したのである。ちなみに前日にもサッカーJ1名古屋グランパスの試合を瑞穂陸上競技場に見に行っていたこともあり、2日連続でのスポーツ観戦となった。この日も前日の夜はあまり寝付けなかったのだが、昨日よりはそれなりに眠ることができ10時半ぐらいに起きる。 11時半頃までパソコンで作業をしてから昼ご飯に天丼を食べるが、少し胃がバテ気味なのとドームであまり飲まないようにということでここで金麦を飲んでご飯を食べる。それから12時半ぐらいに家を出たのだが、この日は父親が前もってバスの時刻表を調べておいてくれたのであまり待たずに乗車できすることができた。バスが来ると入口の所で父親がドニチエコきっぷをまとめて3枚買ってくれ、問題なく乗車。父親が膝が悪いこともあって最寄駅までのバスの旅となる。 12時39分ぐらいに駅に到着するとエレベーターで地下に降りて地下鉄改札口へ向かう。改札を通りホームへ着くとほどなく電車が来て本山駅まで乗車。12時46分には本山駅に到着し、いつもの径路でエスカレータを降りて名城線のホームへ向かう。ここでは数分待って12時48分に電車に乗り、兄はまた座る気なさそうなので父と自分は座ってナゴヤドーム前矢田に向かった。そして12時55分には到着、エスカレーターを上がって西改札に出たので少しまっすぐ歩いていくことになる。するとほどなくして恒例のドラゴンズロードが見えてきて、やはり気持ちが盛り上がってくる。入口の写真の前に若い女性が立って誰かを待っていたのがかなり邪魔だったが、写真に収めるとロードを奥へ奥へと進んでいく。いつものように選手や監督・コーチの紹介から優勝を記念した胴上げ写真、一番最後のでっかいドアラの写真などは大体いつもと同じだったのだが、父親が気づいたのだがチアドラゴンズの紹介も今年はあったらしく、しかも名前つきできちんと一人一人紹介されていたらしい。それからもちろん昨年のリーグ優勝とクライマックス制覇の写真、自分も見に行った優勝パレードの様子の写真なども豊富に飾られていたのは言うまでもなかろう。ドラゴンズロードを抜けるとエスカレーターをずっと3回ぐらい上がってドームへ向かう連絡通路へと出て、そこからしばらくまっすぐの道が続く。その途中例のイオンモールナゴヤドーム前店があるのだが、その手前が何があったのか思い出せないのだが、建物が完全に取り壊されているような光景を目にして少し気になった。ただ帰ってからグーグルマップで調べてみてもそこは更地になっていたので、実際何が行われていたのか分からない。それからイオンモールには今回は寄らずに前を通り過ぎるとすぐに左にまがり少し進んだところでナゴヤドーム前に到着する。ところが今日はなぜかやたらと人が多く行列ができていた。2番ゲートもすごい行列になっていたし、更に自分たちの入る8番ゲートにも向かってみたのだが、そこもすごい行列ができて入口の手前を何回か行ったり来たりしてようやく荷物検査の所までやって来る。しかしそこで謎が解けたような気がした、入口の所でピンクの帽子を配っていて、後で父親が年間スケジュールの載った冊子をチェックしてみると、その日は母の日レディースデーということで先着5000人の女性にドラゴンズのロゴの入ったレディースピンクキャップをプレゼントしていたのだ。もちろん男三人で来た自分たちはもらえることはなく、女装してくれば良かったと冗談も言って盛り上がっただけであった。そんなこんなで荷物検査を済ませてチケットをチェックしてもらい8番ゲートから中に入ったのは13時19分ぐらいで、それからチケットをチェックして自分たちの席がある19番の出入り口へと向かう。そして中に入るといつものように広々としたナゴヤドームが視界に入ってきたが、昨日は外でサッカー観戦だったこともあり、野外観戦はそれはそれで別の楽しさはあるものの、ナゴヤドームはナゴヤドームで空調が効いていて快適だった。それから今度は自分たちの座るべき席を探すべくチケットを再確認してみると、チケットに書かれていたのはR6列という文字。元々かなり前の方だということは事前に座席表を調べていて分かってはいたのだが、いざR6と書いてある列まで通路の階段をどんどんと下っていくと、自分たちの席の前にはたった1列しかなかったのでさすがにこれには驚いた。ほぼ内野フェンスの目の前で、ライトを守っている選手などははっきり表情まで分かるような距離だったのである。ネットがあるので慣れないとそれが少し見にくいということはあるのかもしれないが、実にいい席で観戦できるということで気持ちも盛り上がる。席はそのR6列の右端の方で、自分たちの右には更に2席あったのだがちょうどこのあたりは内野フェンスが斜めに観客席に迫っていることもあり、前のR5列は右端が少し少なくなっていて、R6列の右端の2席の前はR5列の席がない。そのため右端2つの席の邪魔をあまりすることなく通路に出ることができた、ちなみに左に父親、真ん中が自分で兄は一番右に座る。そして目の前には背番号5のユニフォームを着ているドラゴンズファンがいたのだが、和田選手ではなくてその前の渡邊選手時代のユニフォームだったので父親が少しビックリしていた。それと場内では暑さのせいかなぜか蚊が飛んでいて、それも結構大きなやつだったので最初は刺されるのではと気が気でなかったのだが、しばらくするともうその存在は忘れ去られていたし、刺されることもなかったのでよかった。席に落ち着くと兄はさっそくビールを買いに行くといってしばらく席を外す。そしてその間父親と自分は少し話をしながら読売ジャイアンツの打撃練習を眺めていた。ちょうど小笠原とラミレスが打撃練習中だったのだが、小笠原選手はこの時かなり不振だったが練習でもフェンス越えはほとんどなかったと記憶している。対照的にラミレス選手は好調なのそのままに鋭い当たりを連発していた。他にも新外国人の元中日のマーク・ライアル選手の息子だというラスティ・ライアルがいい当たりをしていたのと、脇谷も鋭い当たりをしていたので要注意と話をしていたのだが、脇谷は結局スタメンから外れている。兄が戻ってきたのはかなり時間が経った13時40分過ぎのことで、20分ぐらいいろいろと通路の売店あたりをうろうろとしていたらしい。ビールもちゃんと買ってきてくれていて、父親が所望したお気に入りのサッポロビールをちゃんと買ってきてくれていた。ちなみに自分は昼に金麦を飲んでいたこともあり、願掛けでドラゴンズが先制するかリードするまで飲まないと今日は誓ってきていた。その他に気になったことというと、フェンスの所の隙間から色紙をグラウンド側に出してサインを求めて待っている子供たちがいたのだが、最初巨人の矢野が近づいてきて子供たちと何やら話をしていたのだが、サインはせずにまたグラウンドの方に戻っていく。もちろん一塁側でドラゴンズのユニフォームを着ているのでドラゴンズファンなのは当たり前だが、求められてしなかったのか、しようとしたのに子供たちが断ったのか、あるいはただ話しかけただけなのかは分からない。子供は正直だから断ったのではと自分は考えているが、普通に考えると3番目の答えなのかもしれない。それから15時のプレイボールまで1時間を切った14時頃になると、ようやくドラゴンズの選手がグラウンドに姿を見せ、キャッチボールが始まる。しばらくキャッチボールの光景が続いたのだが、そこで先ほどのサイン色紙に気づいた野本選手が子供たちの近くに近寄っていって何やら子供たちに声をかけていた、サインまでしてあげたかどうかは残念ながら確認できなかった。そしてキャッチボールをしている時大島選手が妙に張り切っていたので、今日の先発にはひょっとしたらスターティングメンバーに大島選手の名前があるかもと父親が言っていたのだが、残念ながら名前があったのは先ほどの野本選手の方だった。一方不振を極めるグスマン選手には自分が今日は絶対打てるからと願をかけたのだが、結果は後のお楽しみということに。それからドラゴンズとジャイアンツの守備練習も終わり、グランドにシャオロンとパオロンも現われてファンの歓声を浴びる。その頃時刻は14時半を回っていて、ここでようやくこの日の先発バッテリーの発表となる。先発ピッチャーは中日ドラゴンズの方は本当なら川井→ネルソンの順番で先週来ていたので今日はネルソンのはずだったが、昨日登板してしまっていたので誰なのか少し悩みがあったもののやはり川井投手であろうと思っていて、案の定そうだった。一方ジャイアンツはまったく予想がつかなかったのだが、父親が持ってきていた新聞の選手名鑑を見た限りであり得るとしたら外国人選手のトーレスというピッチャーだろうと思っていたらこちらもその通りだった。しかしどちらも勝ち星はまだなく、この日はひょっとしたら荒れ模様の試合になるかもと思いつつ拍手を送る。それからスタメン発表もあり、ドラゴンズもジャイアンツもだいたい最近出ているのとほぼ同じメンバーの顔が揃う。ただここのところ不振を極めるグスマンをどうするかという話を父親としていたのだが、落合監督の出した結論は6番野本、7番グスマンだった。ブランコとグスマンが続くと同じタイプで良くないというのは自分たちの中でも散々言われてきたことだったのだが、ついにその通りの打順になる。野本選手も好調であるし妥当な所だと思えた。■読売ジャイアンツ 1 (遊)坂本 勇人右 .313 2 (二)寺内 崇幸右 .000 3 (一)小笠原 道大左 .151 4 (左)ラミレス右 .284 5 (中)長野 久義右 .338 6 (右)亀井 義行左 .263 7 (三)ライアル右 .210 8 (捕)加藤 健右 .130 9 (投)トーレス右 .000 ■中日ドラゴンズ 1 (遊)荒木 雅博右 .276 2 (二)井端 弘和右 .227 3 (三)森野 将彦左 .209 4 (左)和田 一浩右 .194 5 (一)ブランコ右 .243 6 (中)野本 圭左 .348 7 (右)グスマン右 .160 8 (捕)谷繁 元信右 .245 9 (投)川井 雄太左 .333 その後スピードガンコンテストが行われて、残念ながら150キロを出す人などいなかったが、皆貴重な経験をして満足そうにマウンドを後にする。そして更にチアドラゴンズとシャオロン、パオロン、ドアラによるパフォーマンスがあってから、子供たちがナゴヤドームの定位置に立つというイベントが行われる。後からドラゴンズの選手もその定位置に集まって子供たちと触れ合いを持つのだが、子供にとっては大変思い出になることだと思うが、こういうイベントは他の球団とかでもあるようでスタメンキッズと呼ばれているらしい。ナゴヤドームでそう呼ばれていたかどうかはそこまでちゃんと聞いていなかったので残念ながら覚えていない。そしてそれらのイベントが滞りなく終了すると、ドラゴンズの選手たちが守備位置に着き、川井投手のピッチング練習が済むと予定どおり15時にプレイボールとなる。ところ試合がはじまってみると最初ドラゴンズは防戦一方の展開となる。1回は先頭の坂本はハーフスイングを取られ三振、寺内は遊ゴロに打ち取るが、続く小笠原にはストライクが入らず四球、そして4番ラミレスには右中間に運ばれるあわやホームランかという大飛球、ナゴヤドームの広さにも助けられてフェンス直撃の二塁打で、当たりが良かったこともありランナー2・3塁となった。ここで5番長野を迎えるが、何とか遊ゴロに抑えて冷や冷やで1回を無失点に抑えることができた。しかしその裏のドラゴンズの攻撃はあっさり三者凡退で2回表へ、ちなみに相手の先発トーレスはまだ勝ち星もなく防御率もこの日の時点で6.25だったと記憶しているが、とにかくこの投手を打てなければ他に誰を打つんだという感じで最初見ていた。ところが試合が始まってみると球も速いし変化球もそこそこで苦戦するかもという印象にもなる。でもそれでも打つしか勝つ方法はない。2回表は先頭亀井に四球を与えその後ランナー2塁のピンチとなるも後続を何とか打ち取りまた0点。一方2回裏はブランコが三遊間に当たりは良くなかったが内安打を放ちチーム初ヒットが出るが後続が続かずまた0だった。そして大きなヤマは3回表だった。先頭の坂本をどん詰まりの二フライに抑えるが、続くまだ今シーズンヒットのない寺内に一二塁間を抜かれるヒットを打たれ、更に小笠原にもライト前に運ばれて1死1・3塁の大ピンチになる。そして打者は怖い怖い4番ラミレス、正直大量点すら覚悟するような状況だった。それでも歩かせてランナーをためればためるほど大量点の危険もあるので攻めるしかない。ところがその時開き直りの気持ちがあったのか、ラミレスが打ち損じたのか、当たりはそんなに悪くなかったと記憶しているが三塁森野内野手のグラブにボールが収まり、飛び出していた3塁ランナーの寺内が挟まれてタッチアウトで2死1・2塁。続く長野に四球を出して再び2死満塁の大ピンチになるが、続く亀井を何とかピッチャーゴロに打ち取り、大ピンチを何とか無失点で切り抜けた。ここまでジャイアンツの攻撃ばかり見ているような気がしてかなり気疲れするが、さすがにこうなるとピンチの後にチャンスありだろうということで気を取り直して3回裏の攻撃を応援する。すると先頭の谷繁選手がライト線へ2塁打を放つ、ちょうど自分たちの前だったのだが、ライト線のフェンスは陰になって見えなかったのでフェンスに当たったのか野手が落としたのかは分からなかったがいい当たりだった。これで無死2塁のチャンスになる。そして続く川井投手は見事な送りバントを決めて1死3塁となり、続く1番荒木が肩のあまり強くないラミレスの守るレフトへきっちり弾き返す。少し浅かったが問題なく谷繁選手が生還し、ドラゴンズは1安打で1点を取る何とも効率のよい攻撃を見せた。しかしこれが昨年までの強かった時のドラゴンズの野球である。同じ1点でもこういった渋い点の取り方の方が相手に与えるダメージは大きいのだ。続く井端選手は残念ながら続けず凡退、最近だいぶ良くなってきているとは思うが以前に比べて粘りがなくたんぱくなのが気になる。その後3回裏の攻撃終了時に行われる、ドアラのサインボールをチアドラゴンズがバズーカ砲でスタンドに打ち込むバズーカタイムでは残念ながらボールはゲットできなかったが、その一方でドラゴンズが先制したらビールを飲むという願掛けを兄がちゃんと覚えていて買ってきてくれると言い出す。ところが点を取った後には得てして点を取られることも多く、1点先取は昨日もそうだったのに逆転負けしたことを思い出し、この4回を抑えるまで待って欲しいということになる。そしてその4回表だが、7番からの下位打線ということもあったがきっちりと今日初めての三者凡退で抑えて川井投手は尻上がりに調子を上げてきた印象だった。それに気分を良くしたこともあり、先ほど我慢したビールを兄に買ってきてもらうことになる。父親のお代わりも含めて2つのビールと、つまみに味噌カツも買ってきてくれ、それを美味そうに食べていたのだが、4回裏はクリーンナップからもあえなく凡フライ3連発で三者凡退となる。そして続く5回表、前回登板では4回までいいピッチングをしてリードしていたのに5回に突然崩れて勝ち投手になれなかったこともあり、二の舞だけはしてくれるなと祈りつつ見守る。しかもジャイアンツは1番坂本からの好打順だったがまずその坂本をライトフライに打ち取り、続く寺内もピッチャーゴロで簡単に2アウトとなる。ところがこれはもう大丈夫かと思いきや3番の小笠原に死球を与えると、4番ラミレスは打ち取ったボテボテのゴロだったが三塁森野の懸命のプレーにも関わらず内野安打となってしまい、2死1・2塁のピンチとなる。そしてここでまたしても怖い長野を迎える、しかしここでも粘ったのか長野が打ち損じたのかワンツーから引っかけてセカンドゴロで仕留め、無事関門の5回を乗り切ったのだった。すると5回裏、ここまで3回の効率のいい攻めで1点取った以外は散々な内容だった打線が突然火を吹く。まず野本選手がきれいにレフトへ打ち返してまず無死1塁、続くグスマンは多分送りバントはないであろうから併殺打だけはやめてくれと内心思いつつも、この日願掛けしたのだから打てると信じて応援していると、結果は何と死球。何はともあれ無死1・2塁のチャンスとなった。ところが8番の谷繁選手が送りバントを試みるも失敗し、結局2ストライクから空振り三振し場内はため息に。しかし次の川井投手が見事な送りバントを決めて流れを作り2死2・3塁で好調になってきた荒木選手へと回した。ここで父親は自分だったら荒木を歩かせて調子の上がらない井端勝負だと持論を展開するのだったが、実際その通り荒木選手は1-1からの3球目を見事にセンター前に打ち返し、2人がホームに帰って3対0と貴重な追加点がドラゴンズに入ったのだった。更に続く2死1塁で井端選手が打席の時、押せ押せで荒木盗塁だと言っていると本当に走り、井端選手がそれをライト線へ弾き返すと荒木選手は一気にホームへ帰り4点目が入る。ここでトーレスは当然交替だと自分は思ったのだが、原監督はまったく動く気配がない。そしてトドメは森野選手、イケイケ押せ押せだと叫びながら応援していると、1-1から打った球はライトスタンドへ放り込まれる2ランホームランになり、ダメのダメ押しの6点目がドラゴンズに入ったのだった。ライトスタンドは一塁側スタンドは大盛り上がりで父親も兄も嬉しそうに喜びを分かち合ったのだった。それにしてもこんなに連打が繋がったのは今年初めて見た気がする。ここ2試合のあまりにもふがいない打撃陣を見ていたこともあり、鬱憤も溜まっていたのだがそれも一掃してくれるぐらいの怒涛の攻めだった。確かここでようやくピッチングコーチがマウンドに行くが、交代かと思ったらまだ続投となる。そして続く和田選手もレフトに大きな当たりを放ちそれが2塁打となると、やっと原監督は重い腰を上げてピッチャー交替を告げる。セカンドに脇谷を入れて9番、2番の寺内の所に投手西村となった。そして続くブランコが遊ゴロに倒れてようやく長い攻撃が終了する。そして5回裏の攻撃を祝福するようにグラウンド整理が行われる中でチアドラゴンズとドアラが一塁側でパフォーマンスを披露し、6回表は川井投手が続投してヒットを1本打たれるも併殺打に打ち取り3人で退ける。6回裏は野本選手からの攻撃だったが、あっさり三者凡退で終了した。そして7回表、ドラゴンズはグスマンを下げて英智選手をセンターに入れ、野本選手がライトに回り守備を固める。川井投手は点差もあることからなおも続投し9番脇谷を見逃し三振、1番坂本をショートライナーに仕留めて簡単に2アウトとなる。坂本は昨日は痛い本塁打を浴びたがこの日はまったくいい所がなかった。これでこの回も3人で終ったかに思えたのだが、続く2番ピッチャー西村の所で場内に代打・加治前が告げられる。何でも後で知ったことだが彼はプロ初打席サヨナラ本塁打男らしいが、この打席もきれいにセンターに打ち返した。更に続く昨日まで不振の続く小笠原選手にはこの日四球、ヒット、死球という対戦成績だったが、苦手意識でもあるのかこの打席もまったくストライクが入らずに四球で2死1・2塁とピンチを作ってしまう。さすがにバテたのかここでタイミングよく森コーチが出てきて新しいボールを受け取り、落合監督もベンチから出て投手交代を告げた。それでも川井投手はここまでよく粘り強く投げたと思う。ベンチに戻る時も場内からは大きな拍手が送られた。次に出て来たのは河原投手、対するはまたしても4番ラミレスだったが、たとえ本塁打を打たれてもまだ3点差あることを考えれば動じる場面ではない。その言葉が届いたのか何とかライトフライに仕留めてこのピンチも切り抜けることができたのだった。そしてここでそういえばピンチばかり作っているのに全然点を取られていないと振り返ってみると、ジャイアンツは31人の打者が出て7回表が終わったということは31マイナス21(7回×3アウト)ということでここまで10残塁という計算になるのだ。こんなにチャンスをことごとく逃しては巨人ファンの方は相当にイライラしたことと思う。それから7回裏のラッキーセブンの攻撃ということで場内には恒例の燃えよドラゴンズが流れて場内は大合唱となるが、攻撃はこの回からマウンドに上がった実松を打てず、代打平田、荒木、井端の3選手は揃って凡退した。そして7回の裏の攻撃が終わると恒例のドアラのバック転の時間となる。いつものように一塁側スタンド前で入念に屈伸運動をすると勢いよく走り出し連続バック転の後、ひねりを入れた宙返りをして着地。ところが勢い余って倒れてしまいこの日は失敗、チアドラゴンズから責め立てられ、チアドラゴンズのメンバーの一人(可児千裕さんという名前らしい)が華麗に連続バック転を代わりに決めると場内から大きな拍手が起きる。そしてドアラはその後チアドラゴンズが去った後、グランドに残されたポンポンを拾いつつ寂しそうに去っていったのだった。8回に入るとドラゴンズは3番手として小熊投手をマウンドに上げる。あまり聞かない名前だと思うが近江高校出身で2008年のドラフト6位でプロ3年目、一昨日の5月6日に9回にプロ初マウンドを経験したばかりの投手だ。ストレートに威力があり制球力も良い投手で高校2年の甲子園でのピッチングで評価を高めるが、右ひじ痛の持病を抱えていたことから獲得に二の足を踏む球団が多い中、落合監督のリスクを取るだけの価値のある投手という後押しもあり6位で獲得した選手らしい。その後手術、リハビリを経て今年の春季キャンプで1軍にも抜擢された投手だ。このリードした展開で投げさせるのはそれだけ期待しているということの裏返しでありいい経験になると思うが、先頭の長野こそ四球で歩かせたものの続く亀井、ライアル、代打田中大をきっちり打ち取って8回を0点に抑えてくれた。まだ20歳で結構風格のあるピッチングをする投手である、苦労した人間ほど大きく伸びると思うので今後に期待したい若手だ。一方8回裏にはこの展開にも関わらず何とジャイアンツは越智をマウンドに上げる。間隔がそんなに空いているのか敗戦処理をなぜさせるのか疑問だったが、先頭の森野選手にストレートの四球を与えたもののその後は持ち前の投球で和田選手とブランコを打ち取り、パスボールがあって2死2塁のピンチはあったものの野本選手を三振に打ち取ってこの回は0がスコアボードに入った。そして9回表、こちらもこの展開にも関わらずマウンドには浅尾投手が上がった。こちらはこの3連戦投げていない上に明日が休みということもあってだと思うが、更に守備固めを進めてブランコと和田選手を下げて大島選手をセンターに岩崎達選手をサードに入れる。そして英智選手がレフトに移動し、森野選手が一塁を守る形となった。それから浅尾投手は問題なく脇谷を遊ゴロ、坂本をセンターフライに仕留める。それにしてもこの日坂本はまったくいい所がなかった。これであと1人となったのだが、ここで巨人は実松に変わって代打谷を送る。するとそれに反応した訳ではなく最初から決めていたのであろうが、中日ベンチも動いてピッチャー岩瀬がコールされる。これも登板間隔が空いていることもあっての調整の一環なのであろう。ところが岩瀬投手はここまで今シーズン16打数1安打と振るわない谷にレフト前に運ばれ、更に小笠原にもセンター前に運ばれて2死1・2塁のピンチを作る。それにしてもこの日小笠原選手は2安打3四死球と復調の兆しになりそうだ。しかし点差は6点なのだから焦る必要もまったくない、岩瀬劇場かと冷や冷やしたファンもいたかと思うが続くラミレスを遊ゴロに仕留めて見事に完封リレーを達成し、ドラゴンズが6対0でジャイアンツを下し、本拠地での3タテだけは阻止したのだった。それから選手同士のハイタッチ、場内のファンへの挨拶が済むとヒーローインタビューの準備がなされ、自分たちは席を立って出入口のそばまで移動してからその模様を見届けてすぐに球場を後にすることに。幸い入口そばの席はもう誰も座っていなかったので、そこに腰掛けさせてもらって勝利の立役者たちの話を聞くこととなる。予想どおり先制の犠牲フライと追加点の2点タイムリーの活躍だった荒木選手と、粘り強く投げ今シーズン初勝利を手にした川井投手がお立ち台に上がった。荒木選手は野手が投手に打てずに迷惑かけているので、これからもどんどん打って援護したい、早く借金を返済してどんどんと貯金を作っていきたいと力強く宣言し、川井投手は何とか粘っていれば打線が打ってくれると思った、白星はやはり嬉しいとコメント。川井選手にはこれからもいいピッチングを期待したいし、荒木選手には何とか低調な打線を引っ張っていってもらいたい。 18時10分過ぎに球場を後にして行きと同じ8番ゲートから出るが、出る時に中田賢一の写真が載っているパンフレットをついつい取ってしまった。それから三人とも満足に野球の話をしたりしながら歩いて連絡通路を進んでいき、エスカレーターと階段を降りてドラゴンズロードの前まで戻ってくる。そしてドラゴンズロードを通った時には、昼来た時には気づかなかったチアドラゴンズの紹介写真も見つけることができた。帰りも奥の西改札の方まで歩いていき、そこから改札を通ってホームへと降りていくとすぐに本山方面の電車が来ていたので乗車する。時刻は18時31分だった。 18時40分に本山駅に到着。本山駅ではエレベータを使って移動し、途中トイレにも寄ってから東山線のホームへと移動する。エレベータではかなり太ったメガネでドラゴンズのユニフォームのシャツを着た30過ぎぐらいの男性がいたが、その後最寄駅に到着しスムーズにバスにも乗り換えることができたのだが、そのバスでまたしても出現して父親の隣の優先席に堂々と座っていたのが残念な出来事だった。バスを降りると時刻は19時5分でそのまま家まで歩いて帰り、20時ぐらいから大河ドラマを見ながら晩御飯に手巻き寿司を食べる。見事な勝利に気分よくビールも美味しかった。その後22時過ぎから友人と電話、風呂に入ってからパソコンで作業を少しして、3時半前に寝たと記憶している。■試合結果巨人 0 0 0 0 0 0 0 0 0 | 0 安打8 エラー0 中日 0 0 1 0 5 0 0 0 X | 6 安打7 エラー0 勝利投手 [中日] 川井(1勝1敗0S)敗戦投手 [巨人] トーレス(0勝1敗0S)本塁打 [巨人] [中日] 森野 2号(5回裏2ラン) 観衆数 38275人試合時間 3時間4分

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